全国11都市ワンマンツアー「Crystal Memories」をもって活動休止を発表していたアイドルユニット「sherbet」が18日、東京・品川のステラボールでファイナル公演を行った。

「sherbet」は犬童美乃梨(27)、橋本梨菜(28)、青山ひかる(28)、河路由希子(24)、清瀬汐希(24)の5人によるユニット。ライブ前の取材でリーダー・犬童は最後のステージについて「活動が休止なわけではなく、ライブ活動を休止するということです。sherbetがなくなるわけではないので、シャベチャン(ユーチューブ公式チャンネル)とかイベントは続いていく。だから『あ、終わりなんだな』という気持ちはなくて、一旦ライブをお休み。個々の仕事もあるので休憩しようということです」と説明した。

 人気アイドルのユニットだけに「いままでもスケジュールが合わなくて、ライブに出られないことがあったのも考えました」という。将来的なライブ活動再開の可能性については「あるかもしれないし、やらないかもしれない」と明言を避けた。

 7年前、上京した時に「踊って歌ってみんなと騒ぎたい。グループをやりたい」と事務所にアピールし、結成されてから6年。「数え切れないくらいたくさんライブをして、たくさん笑ってきました。たくさん泣いて悔しい思いもしました。それよりもメンバー、クルー(ファンの総称)からたくさんのことを学ばせていただきました。この6年間のsherbetがあって、いま私がここにいます。自分がやりたくて始まって、今は結成当時とメンバーは違うんですけど、ファイナル公演をこの5人で迎えられて本当に幸せに思っています。皆さんには感謝しかありません。皆さんと過ごした6年間は私にとって財産です。本当にありがとうございます」と涙声で感謝の言葉を絞りだした。

 集大成となるこの日のライブ会場入口には、歴代のステージ衣装を展示。セットリストにも思いを詰め込んだ。メンバーがDJ、VJを務める「club sherbet」も登場。アンコールでは2015年の初ステージで発表したオリジナル曲「恋人岬」「フライングサマー」を披露。別れを惜しむクルーたちに「また、どこかで会いましょう」と呼びかけた。