菅義偉首相(72)の後継を決める自民党総裁選が17日に告示され、河野太郎行政改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補したが、 韓国では、日韓関係への影響に注目が集まっている。

 聯合ニュースは岸田氏について「自民党内では穏健派に属する」としつつ「安倍(晋三)政権に身を置いたため、韓日関係で柔軟性を発揮するのは容易ではなさそうだ」と分析した。

 河野氏については、慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた1993年の「河野談話」で知られる河野洋平元官房長官の長男だと紹介。父のために肝臓の一部を提供した生体肝移植についても触れた。

 高市氏は「4候補の中で最も右翼的だ」と指摘。野田聖子幹事長代行は「日韓議員連盟で活動し、韓国料理が好きなことで知られる」と評した。