格闘技イベント「RIZIN.30」(19日、さいたまスーパーアリーナ)の出場選手インタビューが17日にオンラインで行われ、バンタム級トーナメント2回戦でアラン〝ヒロ〟ヤマニハ(35=ブラジル)と対戦する〝最強兄弟の弟〟こと朝倉海(27)が圧勝を予告した。

 試合を2日後に控え、海は「やることはやったので、試合が楽しみという感じです。今回は過去一番仕上がった印象です」と静かに闘志を燃やす。相手のヤマニハは、兄の朝倉未来が6月に敗れたクレベル・コイケと同門のボンサイ柔術所属で「打撃も寝技も組みもやってくるオールラウンダーな印象」と警戒はしつつ「圧倒して勝つと思います」と自信をみなぎらせた。

 また、RIZINのバンタム級の頂点に立つ王者・堀口恭司がベルトを持ったまま米格闘技団体「ベラトール」に移籍したことについては「そんなに何とも思わなかった。『そうなるのかな』と思っていたし、僕も海外の団体で戦うことを目標にしているので」と驚きはなかったとのこと。さらに「来年ベラトールでバンタム級トーナメントをやるうわさがあるので、そこに参戦できたら一番いいのかな、と」と自らも海外出撃に意欲を改めて強調した。

 そのためにも、まずは国内で圧倒的ナンバー1であることを証明する必要がる。海は「RIZINでしかできない試合があると思うんで。ルールも含め。『こういうのってRIZINの試合だな』というのを僕の試合で体現したいです。凶暴な試合をしたいと思います」。その言葉通りの大暴れで圧勝を狙う。