テレビ朝日の松尾由美子アナウンサー(42)、森川夕貴アナウンサー(28)が10月から夕方の報道番組「スーパーJチャンネル」のメインキャスターを務めると15日、同局から発表された。

 松尾アナは昨年3月に出産のため、朝の情報番組「グッド!モーニング」を卒業。今度は〝夕方の顔〟として、新天地での職場復帰となる。森川アナも「報道ステーション」「サンデーステーション」から〝異動〟となる。

 現メインの小松靖アナと3人体制で夕方のニュース戦争に乗り込む。松尾、森川アナをキャスティングした狙いは、大下容子アナの後継者作りだ。

「エグゼクティブアナウンサー」という肩書で役員待遇の大下アナは、テレ朝の中枢を担っている。「大下アナの女性層へのウケは抜群なんです。2019年に『ワイドスクランブル』が『大下容子ワイド!スクランブル』に改名したのも、視聴者への訴求を狙ったもの」とテレ朝関係者。

 テレ朝では「影響力が大きい女性キャスター」が局の看板として、大きな役割を担ってきた。「かつて小宮悦子アナが切り開き、現在は大下アナが引き継いだ。松尾アナ、森川アナにはその後継者として大きな期待がかかっています」(前同)

 そのうえで「いまテレビは女性層の支持がなければ、視聴率は取れない。結婚、出産を経験した松尾アナは主婦目線、森川アナは若い世代の代表とすみ分けもできている。幅広い世代の女性層にアプローチしてほしい」(前同)。

 2人はテレ朝からの大きな期待にこたえられるか。