元SMAPの稲垣吾郎(47)、草彅剛(47)、香取慎吾(44)による「新しい地図」が、13日午前8時25分からNHKEテレの新番組「ワルイコあつまれ」を事前告知なく突然、スタートさせた。

 新番組がスタートする際は通常、メディアを使った宣伝告知を行うが、今回はそれが一切なかった。3人にとっては初めての子供番組で、好奇心を持ち、多様な価値観に触れようとするすべての人をあえて「ワルイコ」と呼び、自由な発想で世の中と向き合う柔らかな感性を育む番組となっている。

 初回の放送でもユニークな企画が続々登場した。中でも香取が扮する人気キャラクター「慎吾ママ」のトーク企画で、ゲストはなんと徳川慶喜というハチャメチャぶりがSNS上でも話題となった。ちなみに慶喜は、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」で草彅が演じている。

 このサプライズは「3人からの提案。NHK側も『面白いですね! やってみましょう!』とノリノリで企画にOKを出したそうです」(テレビ局関係者)。裏を返せば「新しい地図」とNHKは、ここまで信頼関係が生まれているということだろう。

 同関係者は「ジャニーズ退所後も草彅さんは『ブラタモリ』のナレーションを務め、最近は大河ドラマに出演。稲垣さんは4月にドラマ『きれいのくに』に出演し、パラリンピックでは香取さんがPR隊長として出演しました」と、NHKとの“蜜月関係”を指摘する。

 同番組について香取は「人生においてみんながやらないような“いたずら的なワルイコト”を求めているところがあるので、この番組に登場するオトナにも共感する部分は大きいです。とっても面白いものになりましたので、たくさんの人に見てほしいですね」と話している。