アコーディオニスト・cobaがデビュー30周年を記念して11月3日にベストアルバム「30th Anniversary Best」を発売することが決定。この中には歌手・一青窈とコラボした作品も収録されている。

 1991年にこれまでのアコーディオンの常識を覆したアルバム「シチリアの月の下で」でデビューしたcoba。今回のベストは、テレビやCMでおなじみの曲や未発表曲など、自らが選曲した全51曲に加え、スペシャルDVDとして数々のミュージックビデオや貴重なライブ、未発表映像などを収録した。

「30年という長い旅をしてきました」と振り返ったcoba。「うれしいこと、悲しいこと、つらいこと、楽しいこと…これからの旅もまた新たな出会いがあることでしょう。ひとつひとつ丁寧に味わっていこうと、心に記す今日。僕の中に興味と想像力がある限りそれをあなたと分かち合える限り、僕の旅は続くのだと思います。ステキな僕らの未来へと」とコメントをしている。
 
 また今作には、「月とワルツ ―featuring Yo Hitoto―」という楽曲を新録。この曲は、緊急事態宣言下にcobaが医療従事者の方々への感謝を込めて作曲したもので、そこに一青窈が“困難の中でも失わない未来への光”をテーマに歌詞を付け、歌ったものだ。

 一青窈は「誰しもがcovid―19(新型コロナウイルス感染症)と闘っている状況で、不安や孤独を感じる瞬間があるかもしれないけれども、必ず誰かは誰かを求めているから、1人じゃないよ、というメッセージを描きました。月とワルツを踊りながら、みんなで乗り越えましょう。愛よ、届け」とコメントしている。