国際政治学者の三浦瑠麗氏(40)が、高市早苗前総務相の総裁選出馬表明会見で一部報道関係者が怒号を浴びせたことに言及した。

 8日午後に行われた高市氏の会見で報道関係の男性が学校法人「森友学園」をめぐる問題について「再調査するのか」「話さないのか」と語気を荒げて質問。これに高市氏が「一人の公務員が大変追い詰められ、命を絶った気の毒な事件だ。こういった改ざんが絶対に起こらない体制を作る」と返すと、この人物は「安倍晋三前首相への忖度か!」「安倍氏の傀儡ではないか!」と怒鳴り続けたという。

 結局、別の報道関係者が「やめろよ」と制止に入り、高市氏も「そこまでやじり倒さないでください。本日はありがとうございました」と〝大人の対応〟に終始したが、ネットでは大きな話題となった。

 三浦氏は9日にツイッターを更新し、一部始終を伝える記事を引用した上で「『安倍氏の傀儡だ』というのが記者の主張だとして、それを一回言うのと、ずっと怒鳴り続けて妨害するのはまったく別物じゃないのかね」と感想。続けて「高市氏が答えたあとにも叫び続ける意味がわからん。逆に氏を当選させたいのだとしか思えない」と皮肉った。