歌手・近藤真彦が7日、ラジオ番組「松井佐祐里“new normal”の小部屋」(文化放送)にメッセージを寄せ、ジャニーズ事務所を辞めたことなど語った。さらに28日から同局で「近藤真彦 RADIO GARAGE」(毎週火曜)がスタートすることも発表された。

 近藤は昨年11月に、30代の会社経営の女性Aさんと不倫関係にあることを「週刊文春」が報道されそのまま芸能活動自粛に入り、4月にジャニーズ事務所を退所した。近藤はメッセージの冒頭で「このたびは個人的な不祥事の問題で、みなさまに大変なご心配と、多大なるご迷惑をおかけいたしました。心からお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 44年間在籍していたジャニーズ事務所を退所したことは不倫報道がきっかけだったことを認めたうえで「ここ数年、50を過ぎてあと少しで60代。思いあまるものもありました」と年齢的なもの。さらに「世代交代の激しいジャニーズ事務所の中にあって、仕事をし続ける難しさを痛感してきました」という。

 退所に当たっては「何度も何度も話し合いを重ねてご理解いただきました。野球少年だった僕を見いだして手塩にかけて育ててくれたジャニーズ事務所。最後までわがままを受け入れてくれたジャニーズ事務所には本当に感謝しかございません」とコメントした。

 また、一昨年にはジャニー喜多川前社長が亡くなり、先日は藤島メリー泰子名誉会長も亡くなった。「メリーさんとジャニーさん、本当にたくさんの思い出がありすぎて、その思い出をとにかく僕の心の中に刻んでこれからもがんばっていきたいと。ジャニーさんとメリーさんには本当に感謝しかございません」とした。

 最後に「僕、近藤真彦、今後新たな気持ちで本業、芸能活動、レース活動と向かい合い、進んでいく決意です。自粛期間中もこのことについてずっと考えていました。これが、いまのぼくの気持ちのすべてです。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございます。がんばります」と締めくくった。