元衆議院議員の杉村太蔵氏(42)が菅義偉首相(72)の自民党総裁選不出馬表明について5日放送の「サンデージャポン」(TBS系)で「菅さんはのちのち評価されると思います」と語った。
 杉村氏は以前のサンジャポ放送内で菅首相の今後について「もし退くなら大総理になられる」と言及していた。

 この日の放送で杉村氏は「残念ながら民意が得られなかったですけど、この1年間やってきたことを振り返ると、例えばデジタル庁の設置、ワクチンに関しては今年の4月に渡米してファイザー社と交渉し、確保した。もし、これがなかったら、今回、デルタ株が一気に広がって、いまのようにワクチンが普及してなかったら、もっと多くの犠牲者が出ていた。いまはパンデミックだから冷静に評価されないが、もう数年したら評価される時が来るんじゃないかと」と話す。

 これに演出家のテリー伊藤氏は「ロビー外交で強気でいけば、もう2か月ワクチンが入ってきたと思うんです。3回目の接種の可能性もあるなかでワクチン(が足りなくなる)」と指摘すると、杉村氏は「確かにそういう厳しい意見もある。ただ、いまは国産ワクチンの開発に力を注いでいるという部分もある。菅さんはのちのち評価されるのではというのが僕の意見です」とした。