東京パラリンピック・車いすテニス(4日、有明テニスの森)で2大会ぶり3度目の金メダルに輝いた国枝慎吾(37=ユニクロ)に列島が沸いた。今大会は日本選手団の主将。いまや世界に誇るパラアスリートのレジェンドとして名をはせており、快挙直後から著名人がSNSにお祝いメッセージを記している。

 日本フェンシング協会の会長を務めるタレント武井壮は「世界の国枝が帰って来た!!(中略)世界に誇る最高のプレーヤーは日本にいるんだぜ!!!」と大興奮。国際パラリンピック委員会特別親善大使でタレントの香取慎吾は「金メダル! 嬉しい 涙 かっこいい 涙」、東京都の小池百合子知事も「おめでとう、そして、ありがとう」とつづった。

 国枝は3度目の金メダルを獲得すると同時に「車いすテニス」の知名度アップにも大きく貢献。この功績を評価する声は多く、すでにSNSでは「国民栄誉賞だ」との意見も出ている。実際、快挙後に作家の乙武洋匡氏は「国枝さん、優勝おめでとう」と記した後に「パラアスリート初の国民栄誉賞をあげてほしい」と熱望している。

 試合後、国枝は「パラリンピックが終わった後も興味持っていただけるようなプレーを続けたい」と口にしており、さらなる躍動に期待は高まっている。