主催者はタワマン住まい!愛知〝密フェス〟に重大疑義 チケット返金トラブルも

2021年09月01日 05時15分

左から大村県知事、Zeebra

 緊急事態宣言下にもかかわらず、新型コロナウイルス対策はテキトーで8000人超を動員した愛知・常滑市の〝密フェス〟が波紋を広げている。コロナ禍で決行された舞台裏を探ると、主催者の高級タワマン生活や〝密フェス〟をめぐる返金トラブルなど、カネのニオイがプンプンしてきた――。

 8月29日に開催された野外フェス「NAMIMONOGATARI 2021」には、ラッパーのZeebra(50)らが出演。緊急事態宣言下で8000人超を動員したが、観客はマスクをつけず密集し、主催者側は酒類を提供したことで大炎上している。

 主催のイベント会社「オフィスキーフ」(名古屋市)が30日に発表した謝罪声明について、愛知県は〝虚偽〟があると反論。謝罪声明で「過度な飲酒でなければお酒の提供も可能という状態で愛知県から話を頂き」という釈明に、大村秀章知事は31日の記者会見で「自分たちに都合よく、事実と異なる主張をしている」と否定し、「到底看過できない」と切り捨てた。

 こうした状況に国も動き出している。梶山弘志経済産業相は閣議後記者会見で、事実関係の究明に着手したと説明。同フェスには最大3000万円の補助金交付が決まっていたが、「場合によっては取り消し処分になるかと思う」と述べた。加藤勝信官房長官は「主催者側が県の指導・要請に従わなかったのが事実なら、大変遺憾だ」と話した。

 そんななか〝密フェス〟の舞台裏を探ると、カネのニオイがプンプンしてきた。

 31日放送の日本テレビ系「スッキリ」で、主催者側は同フェスを中止した場合、会社は破産したと釈明。経営上、決行はやむを得なかったという主張だが、ここで疑問が浮上する。音楽関係者の話。

「中止すれば、『オフィスキーフ』は本当に倒産するのかと。コロナ禍で各イベント会社が経営難にあえぐなか、同社が名古屋屈指のビジネス街にオフィスを移したのは今年春ごろだそうです。経営に余裕がなければそんなことはできない。同社の幹部は名古屋市内の高級タワーマンションに住んでいると聞きます」

 倒産はさておき、同社の収益が落ち込んでいたのは事実だろう。実は「NAMIMONOGATARI」をめぐり、チケット購入者とこんな〝返金トラブル〟が起きていたという。

「チケット購入者の中には、開催が近づいても愛知の新型コロナ感染者が2000人で高止まりを続けることを憂慮して、キャンセルを希望する人もいたようです。でも、主催者側は応じなかったみたい。両者の間で『返金して』『お断りします』ともめたようです」(テレビ局関係者)

 同社は「NAMIMONOGATARI」を2005年から開催。興行のノウハウは十分に有していたはずなのに…。

 過去のイベントでも違法駐車や騒音トラブルが頻発していたというから、イベンターとして失格と言わざるを得ない。

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