群馬県の山本一太知事は25日、自身のSNSを通じ「若年層への新型コロナワクチン接種促進」するため、自動車や宿泊券をプレゼントするキャンペーンを開始したことを報告した。

 県の公式サイトではワクチンの効果、副反応など接種に対しての質問や不安に対するQ&Aを掲載。接種は強制ではなく、本人の自由とした上で「皆さんのワクチン接種が、感染収束の鍵を握っています」「自分のためにも社会のためにもプラスと考えられます」と呼びかけている。

 応募条件は「来年3月31日までに20~40歳に達する方、群馬県内に住民票がある方、9月末までに新型コロナワクチンを2回接種した方」で、気になる特典は「SUBARUXV(1.6EyeSight)」が1人。県内宿泊券5万円分=100人、2万円分=250人」だ。

 山本氏はブログで「出来るだけ多くの県民にワクチン接種に関する政策や知識を持ってもらうことが目的」「特典の付与により、接種に迷っている若年層の背中を押す」ことが目的であると説明。「接種に関する正しい情報を掴んでください。それを踏まえて、ぜひ2度のワクチン接種を受けると同時に、この事業にも積極的にご応募ください。お待ちしています」とつづった。

 群馬県が打ち出したワクチン接種キャンペーン。山本氏のツイートには「いい企画ですね」と賛同する声も多いが、一方で「県内旅行券てw」「年齢対象外なので残念」「税金使わないで」と否定的な意見も寄せられている。