東京パラリンピック開幕を前に早くもネット上がピリついている。

 宮内庁は19日、天皇陛下がパラ開会式(24日、国立競技場)に出席されることを発表。新型コロナ感染防止の観点から参加者を絞って実施するため、皇后さまは五輪同様に出席しない。

 陛下は大会の名誉総裁を務めており、開会宣言をする見通しだが、五輪で見受けられた〝違和感〟が繰り返されないか気にしているユーザーも少なくない。

 五輪開会式に出席された陛下は国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と並んで観覧。ただ、この〝同列〟には疑問を持つコメントが相次ぎ、今回は国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長が前面に出る可能性が高いが「同列にしてはならない」「一段高い席を設けてほしい」といった意見が上がった。

 また、バッハ会長は23日に来日し、〝隔離0日〟で開会式に出席するとみられ「近くに行かれるのは危険です」「感染予防のためにもロイヤルボックスの用意を」「銀座をブラブラしているような人は怖い」「リモートじゃダメなのか」と、陛下を心配するコメントも並んでいた。

 一方、五輪では陛下による開会宣言の際、菅義偉首相と小池百合子東京都知事が途中まで着席したままだった。この場面はネット上などで物議を醸し、後に大会組織委員会がアナウンスができていなかったとして謝罪する事態となった。日本のみならず世界中で放送される式典でもあり「反省が生かされる場になれば」「今度こそは失敗しないように、開会宣言される前からずっと立ってろよ」「失礼のないようにリハーサルしておけよ」と厳しい意見も上がった。