9月25日の亀田興毅(34)主催のボクシング興行で“リングデビュー”するお笑いコンビ「TKO」の木下隆行(49)が、自身の騒動を踏まえた決意を明かした。

 後輩芸人へのパワハラ問題で、昨年3月に松竹芸能を退所し、フリーになった木下。元世界3階級王者で、ボクシングジム「3150(サイコー)ファイトクラブ」会長を務める亀田氏が、木下のユーチューブ番組に出演したこともあった。

 木下は「僕のチャンネルに出てくれたんですけど、(僕は)過去の炎上の話を聞こうと思ってたんですけど、未来の話が多かったんですよ。『未来はこうしていきましょうよ』『こうじゃないとダメですよ』みたいな会話が印象的で、トークが終わったときに前向きになっていた自分がいた」と振り返った。

 オファーを受けた理由とも関わっているようで、「彼は前を向いていますし、今回も前を向いた提案でした。『感動を与えよう』という提案もいただいたんで。僕のことをそう思っている人がいることに感謝です」と真剣なまなざしで語った。

 ボクシング初挑戦となるが、木下は「どうせやるなら本気で。バラエティーではなく、本気で挑みたいと思います」と力を込めた。

 9月25日に開催される興毅会長ジム第1弾ボクシング興行「3150 ファイト Vol.1」は、「3150(最高)の試合を届けることによりボクシング界や関わる人々の3150(再興)を目指す」という熱い思いが込められている。

 だからこそ木下は興毅会長からの熱烈オファーを快諾し、プロボクシングの興行とは別ながら、同日のエキシビションマッチへの参戦する。

 木下は「(興毅会長が)『ボクシング業界を盛り上げたい』『ボクシングをする選手が(試合をする)場所がないという状況を打破したい』というのを、3150ファイトクラブを見て感じていた一人でもあったので。僕の試合で何か感じてくれたり。大きくは言えないけど、何か感動を与えられるようなプロセスを送って、試合で出せればと思います」と誓った。