立憲民主党・石川大我参院議員(47)が、知人のコロナ陽性者の救急搬送に“議員特権”を使ったと疑われ、火消しに躍起だ。

 石川氏のツイッターなどによると、秘書の友人のコロナ陽性者がさる8日、SNSで「新宿保健所の対応はひどすぎる」などと自殺をほのめかしていたため、その夜、秘書が駆け付け119番通報し、石川氏も現場へ向かった。この一件を17日に報じたのが「文春オンライン」。石川氏は現場で救急隊員らに猛抗議し、スマホで撮影し始め「搬送しなければ、この動画をSNSでさらすぞ!」と救急搬送を強く迫ったという。この報道を受け本人は同日夜、公式サイトで「『この画像をSNSで晒す』などといった脅しのような発言をしたことは一切ありません」などと反論。ただ、動画を撮影したかどうかについては明言を避けた。

 石川氏は、公にカミングアウトした日本初のゲイ国会議員。昨年3月にも東京・新宿2丁目の路上でパトカーを動画撮影し、警官に「俺は国会議員だぞ」「警察手帳を撮らせろ」などと暴言を吐いたと一部で報じられた。ネット流出した当時の現場写真で、石川氏は確かに警官にスマホを向けている。

「しゃべりが上手でよくしゃべる。マイク1本渡せば何分でもしゃべる。現実的な人で、よく動くし超ポジティブ」と石川氏を評するのは、かつて選挙応援スタッフだった男性。若いゲイのボランティアたちからは「イケメン大我」とあがめられていたそう。

「見た目やお肌にかなり気を使う人。選挙戦で寝不足で、目の下のクマを隠すのに化粧品を購入していたほど。本人も好きなタイプも軽くジャニーズ系入ってて、キレイな感じが好きだから、ヒゲなんか絶対生やしませんね」

 そんなクリーンなイメージも、政治家である以上、言動を間違えたら命取りになりかねない。コロナ禍で、2度にわたるトホホな醜聞を起こしてしまった。