元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が16日、「めざまし8」(フジテレビ系)に出演し、ホームレスに対する差別発言をしたメンタリストDaiGoについて言及した。

 橋下氏は「僕もテレビ番組で問題発言をして番組を降板した経験もある。知事、市長時代にもいろんな発言をして問題を起こしたので偉そうに言える立場にないんですけど」と断った上で私見を述べた。

 橋下氏は「DaiGoさんの今回の発言は間違ってるから、しっかり反省してなんとか立ち直って頑張ってもらいたいと思います。ただね、DaiGoさんの年齢、もうちょっと若いぐらいの世代。DaiGoさん色んな活動で高額な収入を得て納税額もすごいと思うんですよ。ちょうど20代後半ぐらいで高収入を得た人たちが自分の税金がどう使われてるか、自分のためになってるのか、それがちょっと違う所に使われてるんじゃないかと疑問に思う、ちょうどその頃であっていろんな人がこういう疑問を持つと思うんです」と説明。続けて「自分の税金がなんであの人に所にいくのっていうね。それは社会を成り立たせるうえで必要な制度であって自分も社会に一員であってみなさんのおかげで稼がせていただいてるんだって気付くのは周りからのいろんな意見とか社会経験を積んで分かることであって。今回の発言は間違ってるんだけど、こういう間違いにぶつかってしまう、こういう世代の人たくさんいると思う」と指摘した。

 最後に「周りや、メディア、社会でなぜ税金が社会保障に使われるのか、しつかり伝えることが必要だしDaiGoさんももう1回しっかり勉強してもらって、頑張ってもらいたいなと思います」とエールを送った。