菅義偉首相のトイレ問題がネット上で話題になっている。

 菅首相は長崎市で9日に開かれた長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席した際、1分遅刻したことを10日、陳謝した。

 関係者によると式典開始4分前に到着したものの、トイレに向かったため遠かったため、移動に時間がかかったという。

 首相は6日の広島の原爆死没慰霊式・平和祈念式で原稿の一部を読み飛ばし、批判を浴びた直後だけに、今回の問題についても議論を呼んでいる。

 タレントでコラムニストは松尾貴史氏は11日ツイッターで「広島での原稿読み飛ばしの『原稿に糊付いてた』という事務方のせいにする言訳も酷かったけれど、長崎の遅刻を便所のせいにするとは呆れる。式典の時間が急に決まった訳ではなかろうに」と皮肉たっぷりに批判。

 また脳科学者の茂木健一郎氏はツイッターで「トイレは仕方がないでしょう。1分くらいの遅刻であれこれ言うのは非人間的だし、些末。それよりも、声明の中身の方が大切」と目くじらたてる問題ではないと持論を展開した。

 ツイッター上でも「今度はトイレの所為ですか」「4分前に会場したという時点で、トイレが遠い場所にあったとか理由にならない」と批判的な声がある一方「結局、遅れた理由はトイレ?で、それをわざわざ批判?くだらなすぎます」「1分ごときで咎めるメディアがおかしいし、最初は事務方の所為にした官邸もおかしい」といった投稿が寄せられている。