元フジテレビで現在フリーの平井理央アナウンサー(38)が、東京五輪を精力的に取材する姿が目立っていたという。

 平井アナはフジテレビ時代、深夜の看板スポーツ番組「すぽると!」でメインキャスターを6年半にわたって務めるなど、スポーツのエース女子アナとして活躍。現場取材も積極的にこなして、スポーツ界に数多くの人脈を築いた。

 その実績を買ったTBSラジオは2019年9月、東京五輪に向けた番組「From RIO to TOKYO」を立ち上げて平井アナを起用。出場選手や関係者をインタビューする形で五輪本番に備えてきたが、「新型コロナ禍で東京五輪の1年延期が決まったことで事態が急変しスポンサーも撤退したため、昨年6月に番組が打ち切られてしまった」(TBS関係者)。

 フリーの平井アナにとって「From RIO to TOKYO」は、東京五輪を取材する唯一の道。それが一度は断ち切られてしまったかに見えたが、東京五輪の開会式2日前に朗報が発表された。TBSラジオから「東京五輪報道リポーター」として任命され、晴れて東京五輪取材ができることになったのだ。

「平井アナは精力的に取材活動をしている姿が目撃されています。野球の侍ジャパンでは、稲葉篤紀監督や井端弘和コーチら、旧知の仲の首脳陣にも食い込んでいる。ただ東京五輪報道リポーターとはいっても、テレビなどとは違い、TBSラジオには五輪の情報を伝える番組がそれほど多くはない。それで『取材ができても、情報を出す場がないんだよね…』とボヤいていたそうです」(五輪取材関係者)

 かつて「すぽると!」で日本中にスポーツニュースを伝えてきた平井アナにとっては残念な話だが、いつかテレビやラジオ、雑誌などでその成果を披露する場を得てほしいところだ。