松井大阪市長にコロナ報道 “誤報” 扱いされたMBS社長「わが社のやり方には問題はない」

2021年07月30日 17時50分

会見するMBSの虫明社長
会見するMBSの虫明社長

 MBSの虫明洋一社長(59)が30日、オンライン会見を開催。大阪市の松井一郎市長(57)が同局の報道に対し、不満をあらわにしていた件について言及した。

 同局は大阪市の保健所で4月、新型コロナウイルスの陽性が判明した患者から症状などを聞き取る疫学調査の担当職員が不足していたと報じた。

 松井氏は5月の定例記者会見で、この問題を指摘した同局の記者に対し保健所の体制は整っていたと反論。「何で不安をあおるようなことを言うのか?」と詰め寄ると、「表面的な部分しかとらわれず、公共の電波を使って不安をあおっている。これについては会社からの回答を求める。現場の対応とまったく違うことを放送している」と激怒。文書での謝罪を要求していたが、同局は後日、大阪市の保健所長が体制が十分ではなかったと認めたことを報じた。

 虫明社長は「行政の施策をチェックするのは報道の基本。もちろん間違いや視聴者に誤解を与える内容は問題だが、きちんとした取材に基づく内容についての質問はまったく問題ないと考えている。当たり前の話」との認識を示した上で、今回の件について「疫学調査の体制が一時、不十分だったということについて、市長と記者の見解の相違はあったと聞いているが、わが社としては取材をもとに質問したもの。結果的に保健所長もMBSの報道を認める発言していることを考えると、わが社の取材のやり方、質問の仕方については問題がないと考えている」と胸を張った。

 記者会見の場で〝誤報〟呼ばわりされたことに対しては「訂正しろいう筋合いのものでもないですし、きちんとした取材に基づいて淡々と冷静に対応させていただくだけ」と語った。

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