徳間書店は28日、ウェブメディア「&GP」で業務委託をしている編集者が、個人のSNSアカウントで人権侵害を伴う投稿を行っていたとして、当該編集者との契約を解除したことを発表した。

 契約解除された編集者は27日、大坂なおみ(23=日清食品)が東京五輪・女子テニスシングルス3回戦で敗退したことを受け、人種差別的な発言や容姿を侮辱するような発言を投稿していた。

 この日、徳間書店は公式サイトに「『&GP』業務委託編集者のSNSの発言につきまして」と題した謝罪文を掲載。

「業務を委託している編集者が、個人アカウントにおきまして人権侵害を伴う不適切な投稿を行い、多くの皆様に不快な思いをおかけし、誠に申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 同社は「徳間書店ならびに&GP編集部の見解とは全く相容れるものではなく、いかなる場合においても人権侵害はあってはならないことです」とし、当該編集者と契約を解除したことを報告。

「今後、このようなことを繰り返さないよう、会社としての倫理規範・社会的責任を強く認識し、再発防止を徹底いたしますとともに、今後一層の指導・教育に努めてまいります」と記載し、「読者の皆様ならびに関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と重ねて謝罪した。