歌手・氷川きよしが8月24日に発売するポップスアルバム第2弾「You are you」の中に、大ヒットマンガ「テルマエ・ロマエ」で知られる漫画家・ヤマザキマリさんの初作詞曲「生まれてきたら愛すればいい」が収録されることが発表された。

 氷川とヤマザキさんは約3年前、共通の友人との交流の中で意気投合。ヤマザキ氏から「テルマエ・ロマエ」などの話をしている流れで、2年ほど前に氷川が作詞をお願いしたところ「いいですね、やりましょう!」と快諾を得たという。

 約1年前に出来上がった歌詞に、音楽プロデューサーでもある木根尚登が作曲した慈愛あふれる優しいメロデイーが加わり、楽曲「生まれてきたら愛すればいい」が完成した。

 氷川は「長く歌っていける曲になったんじゃないかなと思っています」と喜ぶとともに「自分に嘘をつかないで、ありのまま、自分のまま愛すれば、そこに自ずと道は拓かれていくんだよ。そういう想いと、喜びも悲しみも全部自分を作ってくれる大切なものなんだよということ。哀しみとか、失敗したことがダメなことじゃなくて、それをバネに、それが私の魂として、今、現在を生きて、今があるんだよ。そういう背中を押してもらえる素晴らしい作品に出会いました」とコメントを寄せた。

 また、ヤマザキ氏は「重い扉を解き放ち広い空へ向けて両手を広げているような、そんな氷川さんの声を思い浮かべていたら出てきたのが『生まれてきたら愛すればいい』という、今回書かせていただいた歌詞のフレーズでした。この世に生まれたら、素直に、そして精一杯生きることを謳歌すればいい。それはまさに氷川さんの生き方から教えてもらった言葉でもある」とコメントした。