タレントの伊集院光(53)がMCを務めるラジオ番組「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)で五輪反対派に〝五輪エンジョイのススメ〟を説いた。

 これまで、伊集院は五輪開催に対し、メディアなどで疑問を投げかけたこともあった。

 それでも日本選手の金メダルラッシュには興奮を隠せない。ネット上では五輪反対派に対し「反対してたんだから盛り上がるな」という意見もあるなかで、伊集院は「ネットとかの論調で『オリンピック反対してたやつ盛り上がるんじゃねえよ』とか『金メダル連発になったら(反対してたこととか)忘れるんだろ』とかあるけど、全然関係ねえから! 関係ねえと思ってるから、俺のスポーツ好きとは全然関係ねえから!」と宣言。

「むしろ、自分の中でそういう(論調の)声があればあるほど、冷静に、よし、俺はスポーツ好きは変わらないし、金メダル取ってくれたことに感謝するけど、それとは別に〝冷静なエンジン〟も働かせていこうと思うだけで。もし、そういう理由でオリンピックをうまく楽しめていない人がいるならば、もったいないと思う」と、五輪のあり方とは別にアスリートの熱戦は楽しもうと呼びかけた。

 その後は、伊集院なりの感動したシーンを語り、ネット上で話題になった男子スケートボードで解説を務めた瀬尻稜氏の「ヤベえ!」などの語り口も話題に。

「スケートボードの解説ができる人でNHKっぽいしゃべり方のできる人のバランスが取れる人が多分、まだ、見つからないと思うの。『ヤベえ!』って、『凄い』方のヤバいなのか(『ダメ』な方なのか)が意外に分かんないの」と苦笑い。

 これからスケートボード競技がメジャーになることを見据えて「(解説者とかは)言葉使いをちょっと整えると独占企業になると思うよ」と指摘。伊集院自身はすっかり五輪をエンジョイしているようだ。