元大阪府知事の橋下徹氏(52)が19日、「めざまし8」(フジテレビ)に出演し、西村経済再生担当大臣の〝圧力〟に期待を寄せた。

 番組では鳥取県・米子松蔭高の学校関係者1人に新型コロナウイルス感染が判明し、高校野球選手権鳥取大会の出場を辞退したことを取り上げた。

 橋下氏は「部員じゃないんですよ、試合に出れないって。今のオリンピック見てくださいよ。選手団の中に陽性者が出てもあの手この手を尽くして試合には出させるんですよ。そういうオリンピックでやっていきましょうとなってるのにこの高野連って何なんですか、これ」と高野連に怒りをぶちまけた。

 続けて「感染者が一人でも出ると自分たちが責められる。その批判をかわそうという思い。とにかく責任逃れ、保身のためのゼロリスク追及としか思えない。子供のことを考えたら、あの手この手を尽くしてなんとか参加させてあげる。そっちの方向で考えるべきですよ。ただルールがあって対戦相手の理解を求めなければいけないですけど。なんとか試合をやらさせてあげたい。人生でどれだけのマイナスになるか」と私見を述べた。

 感染した学校関係者に対しても「陽性者の人が亡くなるまでずっと十字架背負っていきますよ。(野球部)関係者でもないから。自分のせいで全部試合でれなくなったと」と慮った。

「文科省だけじゃなくて飲食店に対してあの手この手で圧力かけにいった西村大臣が今回ばかりは高野連に思い切り圧力かけてもらいたいですね」と痛烈に皮肉った。