【東京五輪】なぜ調べない? 小山田 “いじめ” 問題でまたも露呈…組織委の「節穴っぷり」

2021年07月19日 06時15分

小山田圭吾
小山田圭吾

 東京五輪開会式の楽曲担当・小山田圭吾が過去〝いじめ自慢〟していた騒動で、オファーした東京五輪・パラリンピック組織委員会の〝節穴っぷり〟にあきれる声が上がっている。

 今回蒸し返されているのは、1994年1月発行の「ロッキング・オン・ジャパン」と95年8月発行の「クイック・ジャパン」。ここで小山田は障害のある生徒に壮絶ないじめをしたことを悪びれずに告白しているのだが、そもそも組織委はなぜそんな人物にオファーしたのか不思議だ。

 あるテレビ関係者は「小山田のいじめ自慢が騒動になったのは今回が初めてではない。すでに過去3回もなっている。ちょっと調べれば出てくるのに、組織委の目は節穴としか言いようがありません」と指摘する。

 振り返れば、東京五輪は〝白紙撤回〟の連続だった。大会エンブレムは、当初アートディレクターの佐野研二郎氏の作品に決まったものの、盗作疑惑が浮上して白紙撤回。新国立競技場も故ザハ・ハディド氏の計画案を白紙撤回。招致段階でうたった「世界一コンパクト」な大会は1道8県にまたがる広域開催になり、女性蔑視発言で辞任した森喜朗前会長の後任人事も、川淵三郎氏に決まりかけて結局、橋本聖子会長になった。いずれも見通しの甘さだけが目立っている。

「組織委は各省庁から出向してきた寄合所帯。これまでもガバナンスの問題は指摘されてきましたが、これほど繰り返されているところを見ると、もはや機能不全に陥っているのでは。注目なのは、小山田が辞任の意思がなく、組織委も続投させる意向を示していること。これまでも世間の猛批判に抗しきれず撤回してきただけに、どうなることやら」(前同)

 組織委が掲げる3つの大会ビジョンの一つは「多様性と調和」。23日の開会式で、それを世界に発信することはできるだろうか。

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