15日放送のTBS系「ひるおび!」で政治評論家の田崎史郎氏が西村康稔経済再生担当相が酒類の販売業者に取引停止を要請した問題について言及した。

 田崎氏は6月11日に各自治体に酒類販売業者に「酒類の提供停止に伴う休業要請に応じない場合には飲食店との取引を行いません」といった内容の誓約書を配布していたことについて「これは『事務連絡』という形で政府内の各部署通達されただけ。なので、菅総理や加藤官房長官は知らなかった」と説明。ある意味〝暴走〟だったと分析した。

 また菅総理が西村大臣について「朝から晩までコロナ対策を考えている。そういう中で、しっかり説明することが重要」と発言したことについて、田崎氏は「しっかり連絡してね、ということでしょう」と真意を説明した。

 さらに田崎氏は「西村大臣は(官房長官時代の)菅さんを通さずに安倍総理(当時)と直接話して決めてしまうことがあったんです」と、西村大臣が独断で動く傾向があったことで菅総理が苦言を呈したとの見方を示した。