2人組の新世代歌謡グループ「はやぶさ」(ヒカル=34、ヤマト=27)が14日、東京・港区の東京タワーで新曲「サンキュ!ピース feat.辰巳ゆうと」の発売記念イベントを開催。辰巳ゆうと(23)も駆けつけた。

 はやぶさのデビュー10周年記念シングルで、所属事務所の後輩・辰巳をゲストに迎えて3人で歌っている。ヒカルは「2人だけでレコーディングしていたら、ちょっと盛り上がりに欠けるなと思った。この歌はなるべく大人数で歌ったほうがいいと思って、辰巳くんに声を掛けさせてもらった」。

 3人で歌うことで曲の雰囲気も変わったという。辰巳は「普段、1人で歌っている時が多いので、歌自体も楽しいですが、一緒に歌っていることも楽しい。今回、参加させていただいてよかったですし、とても光栄なことです」と笑みを浮かべた。

 展望台に鎮座するタワー大神宮でヒット祈願した。ヤマトは「東京タワーは333メートルですし、3を3つ足すと9になる。『3』と『9』で『サンキュ』ですからこれ以上、縁起のいいことはない」とヒットを確信している様子だ。

「心に太陽を! 素晴らしい明日を!」というメッセージソング。振り付けもタイトル通り「ピース」サインをして、大きく手を振っている。ヤマトは「シンプルな振り付けですし、座っていてもできる」。

 音楽関係者は「コロナ禍でコンサートをしても観客席から歓声を送ることはできず、拍手するのが精一杯。そういう状況下、座ったままでも可能な振り付けというのは、会場の一体感も生まれる。はやぶさにとっては盛り上がる一曲となるはずです」。

 8月12日には東京・なかのZEROホールで10周年記念コンサートを控えている。ヒカルは傘回しを特訓中で、ヤマトも「練習中の楽器を披露したい」と意気込んだ。