昨年7月18日に亡くなった三浦春馬さん(享年30)の所属事務所「アミューズ」が、一周忌を前に一部メディアの取材行為に対し、三浦さんの母親のコメント付きで注意喚起した。
 
 アミューズは14日に公式サイトを更新。「一周忌となる7月18日に向けて、皆様の想いが集まる特別な場所を追悼サイト上に作るべく、スタッフ一同準備を進めております」と報告した上で「報道関係の皆様には、三浦春馬のご家族、ご親族への、自宅などへ直接訪問しての取材行為をくれぐれもお控えいただきますようお願い申し上げます」と呼びかけた。

 続けて「再三のお願いにも関わらず、いまだに一部メディアにおける関係者への執拗な尾行、許可のない取材行為は一向に収まる気配がありません」「ご遺族、特にお母様に関しては、週刊誌等の記者による度を超した取材行為により、度重なるプライバシーの侵害が続いております」と状況を説明。「お母様の強いご意向を受け、お預かりしたメッセージ」を公開した。

 三浦さんの母親は「突然の春馬の死から一年が経った今でも息子が亡くなったことを受け入れられずにおりますが、ようやく少しずつ気持ちの整理ができるようになり普通の生活を送りつつあります」と心境を告白。一周忌を迎えるにあたり「願わくば、彼が生涯を捧げた演技とその作品をこれからも忘れずに、愛され続けていることが俳優三浦春馬としての喜びとなり、私自身も一番の追悼になると思っております」と決意を記した。

 他方でマスコミに向けては次のように綴っている。

「記者の皆様をはじめとした方々におかれましては、自宅や勤務先まで押しかけられることには不安と共に恐怖を感じずにはいられません。どうかこれ以上、日常生活にまで踏み込むような取材は控えていただき、静かな日常に戻り、故人を偲ばせていただければ幸いです」

 15日発売の「週刊文春」では「実母が初めて明かす三浦春馬の『遺影』」と題した5ページの特集記事が、「週刊新潮」でも「三浦春馬を悼む『お墓』の行方」のタイトルで、実母が取材に答える描写がある。

「このタイミングで母親が公式コメントを出したのは、文春&新潮の記事が関係してるように思います。両誌で母親は取材に応じていますが、本意ではなかったというエクスキューズなのかもしれません」とはワイドショー関係者。

 平穏に一周忌が迎えられればいいが…。