免停中に人身事故を起こして「都民ファーストの会」を除名処分となった木下富美子都議が12日までにツイッターのアカウントを非公開にしていた。
木下氏は都議選最中の2日に板橋区内で交通事故を起こし、警視庁が自動車運転処罰法違反(過失傷害)や道交法違反(無免許運転)の疑いで捜査していた。6日の当選証書付与式に姿を見せなかった一方で、1人会派「SDGs東京」を設立。8日にはホームページで釈明文書を発表していた。
アカウントに鍵がかけられたことについて、ツイッターユーザーらは「プロフィル欄に『都政へのご意見募集中』と書かれているのが何とも味わい深い」「ほんとに選挙通ったら有権者無視なんだね」「逃げの体制なのかなんなのか」などと困惑している。
都民ファの特別顧問を務める小池百合子東京都知事は9日の記者会見で木下氏について、「大変驚いた。客観的に自らの行為を見つめなければ有権者に極めて失礼」と厳しく指摘していた。都民ファ内部でも議員辞職を求める声が高まっているという。
せめて投票した人への丁寧な説明があってもいいはずだ。