演出家でタレントのテリー伊藤(71)が8日、都内で行われたテークアウトから揚げ専門店「から揚げの天才」100店舗達成セレモニーに出席。1号店の開店から日本最速の2年7か月で100店舗に到達したことを喜んだ。

 ワタミ株式会社と共同で「から揚げの天才」をチェーン展開してきたテリーは、「たった2年7か月で100店舗達成とはビックリ。100店舗、200店舗と出したいなあという夢はあったが、コロナ禍でテークアウトが主体になってきて、うまく流れに乗れた」と感慨深げだ。

 同チェーンは100店舗中60店舗が居酒屋を経営していたオーナーが、コロナ禍で資金繰りが苦しくなって、ワタミが開店資金を援助してくれるならとテークアウトに業態転換した店だ。

 これを踏まえてテリーはワタミの渡邉美樹会長について、「ワタミはブラックだとか言われているけど、一緒に仕事をしてみてそうじゃなかった。この男、いいヤツでしたよ。困難があっても、自分が最初に船から逃げ出す人間じゃない! 困っている人のために、どれだけ個人で借り入れしているのかもよく知ってます」と絶賛した。

 ワタミは昨年、「から揚げの天才」の店舗をプレハブにすることで初期投資を抑えた999万円モデルを導入したが、今回はさらに初期投資を抑えた380万円モデルを投入。

 渡邉会長は「居酒屋から業態転換するにも、長引くコロナ禍でオーナーさんたちの手元資金も底を尽きかけているので、さらに安い380万円モデルを投入した」という。

 テリーと渡邉会長のタッグがコロナ禍で悲鳴を上げる飲食業界の救世主になるか!?