演歌歌手のみつき愛(52)が7日、都内でメジャーデビューシングル「カゼノッテケ」の発売記念イベントを行った。今回のシングルを手掛けた作曲家で歌手の岡千秋氏も「奇妙な声」と太鼓判だ。

 一昨年に“遅咲き歌手”としてインディーズでデビューしていたみつきは待望のメジャーデビュー。「この日を待ちに待っていました。周りからも『愛ちゃん夢がかなってよかったね』と心強い声援をいただいている」と笑顔を見せた。

 活水器メーカーの社長も経験し、3人の子を持つシングルマザー。学生時代にカラオケ大会でグランプリを獲得するほどの実力者で、介護施設では音楽ボランティアとして歌い続けてきた。

「子供も全員が二十歳になり、自分の時間ができた。好きなこと、楽しいことをやろうと思って、歌の世界に飛び込んだ。子供たちも『ママ頑張って』と応援してくれています」

 みつき自身が作詞を手掛けた。「曲をもらった時に、歌詞が降ってきた。書けちゃったという感じ。人生の応援歌のつもりで作りました。前向きにいこうよという思いを込めた」と話した。

 作曲したのが岡氏だ。民謡とロックを融合したような作品で「奇妙な声というか、目立つ声をしている。めったにいないタイプ。面白いなと思って、声をイメージして曲を作った」。

 カップリング曲は「想人~オモイビト~」。岡氏は「中国風の作品なんだけど、この作品はボクも好き。彼女の声がなければ生まれなかった作品だと思う」と絶賛していた。