無免許事故の木下富美子都議は小池都知事の“オキニ” 処分めぐり二転三転の「愚」

2021年07月07日 11時30分

小池都知事も全力応援した木下都議

 東京都議会議員選挙中に無免許で交通事故を起こした疑惑で都民ファーストの会を除名になった木下富美子都議が“雲隠れ”している。6日、当選証書付与式が行われたが姿を見せなかったのだ。

 選管によると、本人に渡せなかった当選証書は何らかの形で後日届けるという。すでに当選人であることは確定しているので、欠席でも当選無効になることはない。選管関係者は「事務所の関係者から『ご迷惑をおかけしております』と連絡がありました。出欠の件で本人と連絡が取れていないということでした」と明かした。板橋区内の事務所は人の気配もなかった。

「選挙中の事故も問題だが、免停になっていることもおかしい。都民ファがいつ事故を把握したのかも明らかにしていくべきです」。こう厳しく指摘するのは「自由を守る会」の上田令子都議だ。

 木下氏は博報堂の出身で、東京都は博報堂と仕事をしており、「小池百合子知事にとってはキーパーソンでした」(上田氏)。小池氏の寵愛を受けており、3日に小池氏が選挙応援に駆けつけるほど落選させたくない候補だった。

 だからなのか都民ファの対応はモタついた。最終的には除名になったが、一時は党員資格停止どまり。元都民ファの上田氏は「即除名すればよかったのに」とダメージコントロールに失敗したとみる。

 本人が雲隠れしているうちに、議員辞職を求める有権者の声は大きくなるばかり。今後、警察の捜査が進み、無免許運転が疑惑から確定になれば、都議会での議員辞職勧告決議も視野に入ってくる。木下氏はメディアに対し、「事故当日は(免許の)停止期間が終わったと勘違いしていた」とうっかりミスだと話していた。これに上田氏は「“てへぺろ”では済まされない」と憤りを感じている。

 時間がたてばたつほど傷口は広がっていく。

関連タグ: