ドラゴン桜ロス解消に? 帰ってきた“ヤンキー先生”吉野敬介氏が特別講義「貧乏なやつこそ東大に行け!」

2021年07月01日 11時30分

教育の無償化を訴える吉野敬介氏
教育の無償化を訴える吉野敬介氏

 俳優・阿部寛(57)が主演したテレビドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)は全10話の平均視聴率が14・8%、先月27日放送の最終回は20・4%と高視聴率を記録した。そんななか、大手予備校で“ヤンキー先生”としてカリスマ的人気を誇った吉野敬介氏(55)が受験生のために立ち上がった。1日から公式雑談ユーチューブチャンネル「吉野敬介の爆笑予備校」の配信をスタートする吉野氏の口から飛び出したのは「貧乏なやつこそ東大に行け!」。その真意とは?(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 第1シリーズから16年の時を経て、放送された第2シリーズ「ドラゴン桜」は最終回放送後、ツイッターの世界トレンドで1位になるなど大反響を呼んだ。

 阿部が演じた桜木建二は、元暴走族の弁護士という設定。マンガやドラマなどでも“元暴走族”という設定が増えたが、「元暴走族〇〇」の元祖とも言えるのが吉野氏だ。暴走族の元特攻隊長から大学へ進学。代々木ゼミナール、東進ハイスクールでは、古文のカリスマ講師として計30年近く活躍した。

 ドラマは、落ちこぼれの生徒たちが1年の猛勉強で東大合格を目指すというストーリーだが、吉野氏は「現実的には厳しいですよね」と言う。

「偏差値35ぐらいの高校からたった(実質的には)9か月間。基本、東大を受けるには2次試験の前に共通テストを受けて8割5分ぐらい取らなきゃいけない。文系も理系も入り乱れるような試験を受けるわけじゃないですか。それで8割5分ぐらい取るのは不可能なワケですよ」

 ただドラマに否定的なわけではなく「よかったね。感動して泣いちゃったもん、最後」と、コワモテの顔からは想像もつかない答えが返ってきた。

「不可能だけど、あれを可能と思って『おれもできる』と思って勉強するということはすごくいいことだと思う。(努力することに)損なんか絶対ないわけですから」

 さらに吉野氏は「ドラマでは『バカとブスこそ東大に行け!』と言ってたけど、おれは『貧乏なやつこそ東大に行け!』ですね」と持論を語った。「教育に金がかかりすぎて、階級社会になっている」と嘆く吉野氏は、教育の無償化がいまの夢だという。

「底辺を見てきた人間としては、無学と貧しさというのが悲しいぐらいに比例しているんですよね。大学に行ったからすごいことをしたわけじゃないし、素晴らしいことをしたわけじゃない。大学に行かなくても素晴らしい人間、たくさんいるわけじゃないですか。だけど大学に行った方が選択肢は広がると思うんですよ」

 教育の無償化を主張することで反発も受けるそうだが、「何か言われることに対して恐れていたら、おれじゃなくなっちゃうんですよ。一回一回恐れてたら吉野敬介ができなくなっちゃうから」。55歳になってもスタイルを変えるつもりは全くないようだ。

 今月1日からスタートする配信は、授業ではなく雑談。吉野氏の授業が人気を呼ぶ理由の一つが、軽妙なトークで語られる、人生経験の詰まった雑談だ。

「コメント欄を見ると『古文より大切なことを学んだ』とか『吉野先生の雑談が聞けるのがめちゃくちゃうれしい』とか書き込みがいっぱいきた。じゃあ雑談だけしよう、みたいな(笑い)。みんなに楽しんでもらえればいいんですよ」

 雑談の中には「いま頑張れないやつは一生頑張れない」といった吉野氏の金言がちりばめられており、今後は人生相談なども行っていく。

「授業を受けたい人はユーチューブで古文の無料動画の授業を流しているので、これを受けてくれたら必ず成績は伸びる」と胸を張る吉野氏が“ドラゴン桜ロス”を解消してくれるかもしれない!?

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