元宝塚歌劇団宙組トップスターで女優の凰稀かなめ(38)が、作詞家・岩谷時子さんの生涯を描いた朗読劇「『ラストダンスは私に』~岩谷時子生誕105年記念~」(8月27日~9月2日=東京・ニッショーホール)で主演することが28日、分かった。共演者には豪華でバラエティー豊かなメンバーが揃った。

 岩谷さんは女性作詞家の草分け的存在で、代表作は「愛の讃歌」「ろくでなし」「恋のバカンス」など。1916年に生まれ、2013年に亡くなった。宝塚歌劇団出版部に就職し、作詞家のかたわらで〝越路吹雪さんのマネジャー〟だったことは有名な話だ。

 オーケストラをバックに、歌と朗読の舞台で岩谷さんを演じるのは、同じく宝塚出身の凰稀。越路さん役は日替わりなのだが、宝塚トップスターだった真琴つばさ、貴城けいのほか、酒井法子や友近の名前も。日によって全く色が違う朗読劇となりそうだ。