テノール歌手の秋川雅史(53)が26日、神奈川・杜のホールはしもとで「秋川雅史コンサートツアー2021『千の風になってコンサート~聴いてよく分かるクラシック3~』」を行った

 同イベントは、この日を皮切りに47都道府県をめぐるコンサートツアー。

 初日は自身の代表曲「千の風になって」や「見上げてごらん夜の星を」などアンコール含め全12曲を披露した。

 秋川が初めて「千の風になって」を披露したのは2006年の「第57回NHK紅白歌合戦」。それから現在に至るまでの15年間はコンサートで同曲を歌い続けてきたという。

「この歌を聴いてくださった方の涙とたくさん出会ってきた。それぞれの人生が会場に詰まっていると感じ、自分自身この曲に成長させてもらった」と振り返った。

 昨年は、新型コロナウイルスの影響で自身のコンサートがキャンセルや延期になり、仕事がない日がほとんどだったという。

「ステイホームの時間は趣味の彫刻を極め、完全に彫刻家になっていた。木彫りで龍を彫ったり、仏像を作ったりしているが、3年前から制作していた力作がついに完成した。今年は、二科展に出品しようかなと思っている」と明かした。