米情報機関を統括する国家情報長官室は25日、世界中のUFOマニアが公開を待ち望んでいた未確認飛行物体(UFO)に関する報告書をついに公表した。

 米軍などからUFOとされる報告が2004~21年に140件以上もあり、国防総省の対策チームが分析したものの、そのほとんどについて実態を解明できていないと明らかにした。まだまだUFOに関する情報が不足しているという。

 ただ報告書では、UFOの可能性は否定していない。

 21件の報告にあった18の事例は、推進装置が見当たらないのに猛スピードで移動するなど「異常な」動きを示したとしている。

 米メディアは「宇宙人が乗っているとの説がさらに盛り上がるだろう」としている。

“UFO報告書”は、国家情報長官や国防長官が25日までに連邦議会に提出するよう命じられ、UFOに関する情報がどこまで公開されるか、注目されていた。