東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が25日、都内で定例会見を行った。

 来日中のウガンダ選手団の一人がコロナ陽性となり、選手団以外の関係者も濃厚接触者として認定。この騒動について橋本会長は「安心安全だと言っても、実際にこのようなケースがある」とした上で「何がより安全なのか?を今一度、今回の例をしっかりと検証し、受け入れ体制の参考にしていきたい」と話した。

 この日の会見でも「安心」と「安全」のフレーズを連呼。記者団からは「いつも安心安心を強調している。もっと具体的な意味、基準を説明してほしい」と問われたが、橋本会長は「安全だということが国民の皆様に伝わらない限り、安心感にはならないと私は常々思っています。全てにおいてのコロナ対策が安全であるということ、より安全であることをどのように伝えていくかが安心感だと思っております」と抽象的な発言にとどまった。最後まで明確な基準は口にしなかった。