米ミュージカル映画の金字塔「ウエスト・サイド物語」(1961年)をスティーブン・スピルバーグ監督がリメイクした「ウエスト・サイド・ストーリー」(12月全米公開)で主人公マリア役に大抜擢された米歌手兼女優レイチェル・ゼグラー(20)が、今度はディズニーアニメを代表する「白雪姫」の実写版でヒロインを演じることが明らかになった。

 米芸能サイト「デッドライン」によると、実写版「スノーホワイト」(仮題)は「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのマーク・ウェブ監督がメガホンをとり、昨年高評価された「シカゴ7裁判」のマーク・E・プラットが製作を担当する。クランクインは来年を予定している。

 ハリウッドの〝シンデレラガール〟となったレイチェルは15歳の頃からユーチューバーとして活動。16歳だった2018年、「ウェスト・サイド・ストーリー」のオーディションに応募した。

 そのオーディションに「ウェストサイド物語」の挿入歌「トゥナイト」と「すてきな気持ち(I Feel Pretty)」を歌った動画を送り、スピルバーグ監督に見いだされ、大役を得た。

 実は高校時代に地元ニュージャージー州の劇団でも同ミュージカルでアリア役を演じていた。

 一方、「白雪姫」の実写版はこれまでもテレビ映画「スノーホワイト」(97年)を始め、12年にはユニバーサル・ピクチャーズ製作でクリステン・スチュワート主演の同名の映画や、その続編「スノーホワイト/氷の王国」(16年)が作られている。

 ただ、ディズニーによる実写版としては今回が初めてだ。