立憲民主党代表代行の蓮舫氏(53)が22日、都内数か所で都議会議員選挙(25日告示、7月4日投開票)に出馬する候補者たちの応援を行った。

 蓮舫氏は調布駅前の街宣で聴衆に向かって「今の小池百合子知事に意見が言える、今の政治はおかしいと声を上げてほしいと心からお願いします」と訴えた。

 東京五輪・パラリンピック開催では、菅政権や小池知事の東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の5者代表者会議で「1万人を上限に国内の観客を入れる」と決めた方針について触れた。

 蓮舫氏はIOCやIF(国際競技団体)役員、スポンサー企業や大会関係者たちを「別枠」とした点にこう怒りを爆発させた。

「『五輪開会式は2万人』との丸川珠代大臣、武藤事務局長の言葉に驚きました。もう何を言っちゃっているのか全然わからない。これを詭弁と言うのです」

 立民は都議選対策本部を設置。蓮舫氏は副本部長として、告示前から都内を駆けずりまわっている。

 新型コロナウイルスの終息が見えないまま、五輪開催に向けて突き進む小池氏の政治姿勢を批判する蓮舫氏。永田町では「自身の参院選挙が来年に迫っています。その前に小池氏が衆院選に出てやめて、都知事選となったら出馬するのではないか」との臆測が流れている。