お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎(43)が17日、都内で漫画「ぼくのお父さん」(新潮社)の刊行記念トークイベントを開催した。

 同作には、40年前の東京・東村山を舞台に、矢部の父で絵本作家・やべみつのり氏との矢部の幼少期のエピソードが描かれている。

 トークイベントには千原ジュニア(47)も参加。矢部は「ジュニアさんのおかげで描き上げられた作品だと思っています!」と笑わせた。

 同作を読んだ感想について、ジュニアは「すごいところにいきはったな~という感じで、マジで素晴らしい」「まず、絵。この少ない線の数でこれだけ人のハートをつかむ。画家として素晴らしい」と絶賛した。

 これに矢部は「本当にうれしいです!大家さんと僕を描いた時に、連載でジュニアさんが見てくださって、線を褒めてくださって…」と明かした。
 また矢部という人間の魅力について、ジュニアは「芸人の世界にいる時に、浮き出て見えるキャラクターは、品なんやな。この本を読んでわかりましたが、ご両親からいただいた品。(矢部が)吉本にいて良かった。一番引き立つ事務所やから。ナベプロならまだ品のある人がいるから…」と笑わせた。

 さらにジュニアは「『ぼくと入江』っていうのも描いてほしい。楽しみにしている。そうなれば、品のある作品に初めて闇が登場することになる…」とニヤリ。矢部は「品は保ちたいです…」とつぶやいた。