れいわ新選組の山本太郎代表(46)が16日、国会内で不定例記者会見を開き、〝14歳と性交〟発言で炎上した立憲民主党の本多平直衆院議員(57)の問題に言及した。

 本多氏は立民の性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム(WT)で、「50歳近くの自分が14歳の子と性交したらたとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言し、謝罪、撤回に追い込まれていた。立民側が厳重注意処分にとどめたことで、党内外から不満の声が上がっていた。

 報道陣からは、13日投開票された東京・あきるの市議選で、山本氏が個人推薦していた立民の候補が落選したのは「本多氏の問題が影響したのではないか」との質問が飛んだ。

 山本氏は「(立民の)処分についてはとやかく言う筋合いはない。選挙に影響を与えたかは知るよしもない。究極は他社の話」と本多氏の問題について、クビを突っ込むことはなかった。

 また立民の枝野幸男代表が時限的な消費税率5%への引き下げを明言したことには「2019年の参院選では消費税の〝消〟の字もなかった。ある意味で一歩前進と受け止める」と評価した。

 一方で、野党共闘については「150議席以上有する野党第一党に対して、2議席側(れいわ)からご機嫌うかがいすることはない。(枝野氏が)みんなをつないでいくリーダーシップを発揮する場面」と立民側の呼びかけがあれば、交渉の席につく意思を明かした。