女優の高岡早紀(48)が15日、都内で行われた「映画『リカ~自称28歳の純愛モンスター~』公開直前イベント」に出席し、48歳とは思えない美魔女ぶりを披露した。イベントには市原隼人(34)、佐々木希(33)、内田理央(29)、松本創監督も同席した。

 2019年にフジテレビで放送され、純愛を貫くためなら手段を選ばない主人公が巻き起こすラブ・サイコスリラーの劇場版。高岡は最恐の純愛モンスターと化す主人公の雨宮リカを演じる。

 艶やかな真っ赤なロングドレスで登場した高岡は「雨宮リカ28歳を演じさせていてだきました高岡早紀48歳です」と自虐あいさつで笑いを誘った。

 映画化について高岡は「2019年に深夜ドラマから始まりまして映画化されるなんてみじんも思ってませんでした」と感慨深げに語った。ドラマのオファーを受けた時にも葛藤があったという。

「サイコパスな役っていうのはちょっとハードルが高いというか、あまりそういう役をやったことがなかった。あまり好んで『やりたいな』と思う役ではなかったです。一番ネックになったのが『雨宮リカ28歳です』という台詞を読んだ時に、この設定で自分自身で28歳と言い張ってしまう役をやっていのかというのはかなり悩みました。あとはもう普段は口に出さないような台詞。『チッ』とか『死ねばいいのに』とか。本当に心配でした」


 それでも「こうしてリカというサイコパスな人間がこんなにも多くの方から支持された? 共感された? ちょっとよくわかりませんけど私自身もとてもうれしいです」とハマり役になったようだ。


 共演した市原も「猟奇的な感情を持ったリカに見えるんですけど非常に普遍的で人間の本質の根っこにある感情を擬人化した感覚。衝動的に自分の感情を訴えかけるリカの姿が魅力の一つでもあります。(演じた役の)境遇と照らし合わせた時に必然的にひかれてしまいました」と話した。