お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部(寺門ジモン=58、肥後克広=58、上島竜兵=60)とモデルの〝めるる〟こと生見愛瑠(19)が15日、都内で行われた「映画『クワイエット・プレイス~破られた沈黙~』公開直前イベント」に出席した。

 同作は〝音を立てたら超即死〟という極限の世界を生き抜く一家の姿を描いたサバイバル映画。

 芸能界の荒波をサバイブする秘訣を問われたダチョウ倶楽部の3人は「現状維持です!」と即答。肥後が「上にいかなくていい。下にも下がらない」と話すと、ジモンも「現状維持の位置を低めに設定する」と明かした。

 さらに、肥後は「波風をうま~く避けながら先輩にヨイショをして、もちろん後輩にもヨイショをして。そして生き延びていく。それしかありません」と豪語。加えて「新しいことはやらない。『新ネタやらないんだぞ』っていう信念です。安心安全なリアクション芸です」と力強く語った。

 あまりの力説ぶりに、めるるも「勉強になります。これくらいで頑張ります」と納得していた。

 イベントでは宣伝隊長の座をかけて、制限時間内にサイレントで、めるるを笑わせられるかを勝負。肥後が定番のドリカム・中村正人のモノマネ、ジモンは般若の顔マネをサイレントで行い、めるるは爆笑。上島がダメ押しで、くるりんぱをやろうとしたが直前でタイムアップ。気を取り直して、サイレントくるりんぱを披露したが、案の定、全くウケなかった。

 めるるに「なに失笑してんだよ」とキレて、キス芸に持ち込もうとするが、肥後から「マスクしてても無理だよ」と突っ込まれるなど〝安定のポンコツ芸〟で爆笑をさらった。

 上島は「昔ね、番組で『イロモネア』ってあったんだよ。そのなかでサイレントってあって、ほとんどの人がそこで落ちた。それぐらい難しいんですよ」とサイレント芸の難しさを熱弁していた。