「車の知識プロ級」自民・武井俊輔議員は〝当て逃げ釈明〟で逃げ切れるか

2021年06月10日 19時12分

武井議員の車が事故を起こした現場

 自民党の武井俊輔衆議院議員(46)は10日、秘書が運転する車が都内で当て逃げ事故を起こした問題について「当て逃げの認識はなかった」と釈明した。

 武井氏は8日午後6時すぎ、60代の男性秘書が運転する乗用車の後部座席に同乗し、東京・六本木の交差点を左折しようとした際、50代男性の自転車と衝突。その場を立ち去ったが、自転車の男性が追いかけてきて止められた。

「ぶつかったという認識、つまり当て逃げをしたとか、そういうような認識というものはなかったです」(武井氏)

 衝突した乗用車は車検が切れており、自賠責保険にも入ってなかったことを認めた武井氏。今後について「地元に帰って説明をして、ご理解をいただけるように誠心誠意取り組んでいきたい」と話し、離党や議員辞職はしない考えを示した。

 武井氏は「宮崎交通」「楽天」を経て、2012年の衆院選で党の公認を受けて政界進出。第3次安倍第2次改造内閣で外務政務官を務めた。

 ある自民党議員は「楽天トラベルに出向中は、バスツアーなどの観光を担当していた。つまり車に関する知識はプロ級のはずです。警察は捜査が終了すれば書類送検で済ますのではないか。武井氏が被害者と示談できると考えているとするならば、政治家というよりも人としての資質が問われますよ」と言い放つ。党内でも「国民はこんな釈明の仕方で納得できないはずです」と怒りの声があがっているのも当然といえよう。

 当て逃げ事故を「認識がなかった」と釈明しただけで議員活動は続投。厚顔無恥と呼ばれても仕方がない武井氏は党内で「目立ちたがり屋」と評判だった。

〝車に関してプロ級〟とよばれているが、過去に追突事故を起こしている。「不祥事で目立つとはあきれ返ります。これ以上、党に迷惑をかけるのはやめてもらいたいです」(同党議員秘書)と周囲の視線は厳しい。武井氏は再起できるのか。

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