東京五輪選手村コンドーム配布問題は依然、海外でも話題沸騰。国際オリンピック委員会(IOC)、組織委員会の真の狙いを指摘する声も上がった。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大会中はハグ、ハイタッチ、セックスが禁止される一方、16万個ものコンドームを配布する。オーストラリアの「ニュースドットコム」は主催者側が示した「母国に持ち帰っていただき啓発にご協力いただくという趣旨、目的のもの」という配布意図にツッコミ。「これは、禁欲を説こうとも、場合によってはセックスが避けられないと認識しているための常識的な動きだろう」とおきて破りを見越した上での〝確信犯〟行為だと指摘した。

 同記事ではマッチングアプリ〝ティンダー〟などの出会い系アプリが、これまでの五輪期間中で活発になる傾向があると分析。2016年リオ五輪ではティンダーの使用率が129%に上昇。オンラインとモバイルデートの専門家であるジュリー・スピラ氏は当時「五輪は非常に性的な刺激を受ける時期です」と話している。さらに18年平昌五輪では、大会開始前に比べ、地域の使用率がなんと348%に上昇。五輪と性、マッチングアプリの避けられない関係を報じている。

 記事では、最もアプリに飛びつきそうなのは米国、英国、スウェーデンの選手だとしている。 確かに、夜の監視員でも置かない限り、全選手への禁欲徹底は難しそうだ。