【東京五輪】太田市長〝選手買い物優先〟発言で担当者を直撃「具体的に進んでいる話ではない」

2021年06月04日 16時19分

太田市のホテルに到着したオーストラリアの選手たち(ロイター)

 群馬・太田市でキャンプを行うオーストラリアのソフトボール選手団を巡り、同市の清水聖義市長(79)が「市民が買い物に来る前に済ませるやり方がある」と〝特別待遇〟とも受け取られる緩和策を打ち出し、物議を醸している。

 同選手団は14日間は国が指定した用務先以外は行くことができず、ホテルと球場の往復のみ。そんな中で飛び出した清水市長の〝アスリート優先〟の発言。本紙が太田市の担当者を直撃すると「滞在期間が長く、ずっとホテルに缶詰めで野球場との往復だけだと、ご不便もあるだろうという意図でそういった発言をした」と市長の思惑を代弁しつつ「だからといってすぐにルールが破られるわけではないですし、そういったことはあってはいけない」と否定した。

 その上で「買い物に関しては当然、待機期間を守った上で適切な感染症対策などを国に上げ、審査して許可が下りないと実行することはない。具体的な話として進んでいるわけではないです」と話した。

 とはいえ、今の世論を逆なでするような発言には同市役所に意見が多数寄せられているようだ。

「メディアに取り上げられているので反応はあります。東京の方、群馬以外の方から賛否両論、意見をいただいています」(同関係者)。中には「応援しています」と激励の声もあるというが、五輪自体に対する批判的な意見も交じっているという。

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