京都府が5月25、26日にJ2京都の本拠地である府立京都スタジアムで開催した東京五輪聖火リレーで芝生が損傷し、大騒動となっている。

 聖火リレーでは、スタジアム内の1周約200メートルのコースを2日間で約180人のランナーが走行。その後にリレーのコースの形に変色した。

 スタジアムがある亀岡市の桂川孝裕市長は自身のツイッターで聖火リレーを動画で投稿。ピッチに敷かれたシート上をランナーとともに、関係車両も走行している様子が映し出されていた。その後、30日に「芝生が傷んでいるのは先週のオリンピック聖火リレーの時報道車の後です。この芝植え替えに500万円ほどかかる見込みです」(原文ママ)と投稿し、芝生の損傷の主な原因はテレビ局の中継車にあると指摘していた。

 この異常事態に批判が殺到。ネット上では「オリンピックの聖火リレーの為に芝が台無しになるのは流石にきつい」「オリンピックの選手だけがアスリートじゃないんだよ」「五輪のためならなんでもあり。そして使われるのはまた税金」などと東京五輪や聖火リレーに対して怒りの声が大爆発。修繕費の負担先も話題になり「IOC(国際オリンピック委員会)に払わせましょう」とIOCに〝賠償〟を求める声も上がった。

 全国各地で迷惑ばかりかけている聖火リレー。またまた大問題を引き起こしてしまった。