政府の考えは甘い!? 夜の街ワクチン集団接種案に立ちはだかる〝身バレリスク〟の壁

2021年06月01日 11時30分

実現への壁は高い?(写真はイメージ)

 意見は真っ二つに割れている。コロナ禍でなにかと目の敵にされがちだった“夜の街”の関係者にワクチンを集団接種しようという案が政府内で検討されているという。FNNプライムオンラインが伝えている。

 夜の街という言葉からはキャバクラやホストクラブ、そして風俗が思い浮かぶ。感染拡大の一因とヤリ玉に挙げられたこともあっただけに、集中的にワクチンを接種することで感染拡大を抑え込もうというのだろう。

 これにはホリエモンこと堀江貴文氏が「非常に現実的判断で良いと思う」とツイートするなど、合理的だと賛成する人たちもいる。一方で、「真面目な人が損するのね」「ルールを守らない人間のために、優遇するの?」とネットでは疑問の声も出ている。

 そもそもワクチン接種を呼びかけても、夜の街関係者でどれだけの人が接種するかは分からない。風俗関係者は「風俗嬢には風俗とは別に昼職、つまり仕事をしている子も多いです。風俗で働いていることをバレたくない彼女たちにとって先にワクチンは打てないですよね。打ってたら家族や友人、昼職の同僚らに『なんで?』と思われ、身バレリスクが高まるんじゃないでしょうか」と首をかしげた。

 ある風俗嬢は「友人の医療関係者がワクチンを打ったのですが、2回目の後に熱が出たり、肩が上がらなくなったりしたそうです。熱が出るのは嫌ですね」と明かした。

 風俗で稼ぎたい風俗嬢はなるべく休みたくない。ワクチンを打つことで数日休むくらいなら、打ちたくないなという気になっても不思議ではない。これらの事情は風俗嬢に限らず、キャバクラ嬢にも当てはまるだろう。ましてや世間からは「なんで夜の街が先にワクチンを!?」と疑問を投げかけられている。

 政府が考えるほど実現は簡単なことではなさそうだ。

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