立憲民主党の蓮舫参院議員(代表代行=53)が1日、ツイッターを更新。今年、東京五輪を開催しないように求めた。立民都連は都議選(7月4日投開票)の公約として、東京五輪の延期か中止を訴えている。

 蓮舫氏は「東京五輪は『延期か中止』を求めます。変異株の脅威の中、9万人もの方々が来日されます。選手や関係者には毎日の検査とワクチン優先接種、24時間の医務室を新設した上に病床も確保。感動を共有したいとは思いますが、とても平和の祭典が行われる環境ではありません」と主張した。

 7月23日の開幕を前に、6月1日には海外選手団のトップを切り、豪州女子ソフトボール選手団約30人が来日。着々と大会開催に向けて、準備が進んでいる。

 そんな中、政府は緊急事態宣言効果で新型コロナウイルス流行の勢いが弱まっていることを考慮し、陰性証明書を提示したうえでの有観客開催を検討している。さらには、感染対策を行い、規模を縮小したうえで、東京・代々木公園などでパブリックビューイングを行う計画だ。

 蓮舫氏は「2019年コロナ前の企画パブリックビューイング、本当に必要ですか? 代々木公園の木々は伐採されています。ライブサイト・パブリックビューイングの会場運営費等37億、コロナ対策8億の計45億円の予算執行。飲食店を始め各事業者に自粛という我慢を強いて都は人流を作る?」と、巨額予算を投じてあくまで人を集める姿勢に疑問を呈した。