プロ野球・ロッテから契約解除され自由契約となった清田育宏外野手(35)のたび重なる不倫騒動が業界の垣根を越えて波紋を広げそうだ。清田は昨年9月に不倫デートが報じられ、無期限謹慎処分を下されたが、5月の復帰直後にも別の女性との不倫が発覚して〝クビ〟となったのは周知のとおり。ところが、この騒動は芸能界も無関係ではいられない。〝女好きの既婚者はリスク〟と判断される可能性があり、現在活動休止中の「アンジャッシュ」渡部建(48)の「復帰に影響するのでは」という見方が浮上している――。

 清田は昨年、女性と不倫密会していたことが写真週刊誌「フライデー」に報じられた。同誌によると、清田は昨年9月の札幌遠征中に女性と外食し、その約1週間後に新型コロナウイルスに感染していることが発覚。球団には「部外者と外食していない」とウソの報告をしたうえ、女性が発熱したにもかかわらず「病院に行かないでほしい」とお願いするという〝ゲスっぷり〟が大きな話題となった。

 この問題により、球団から無期限謹慎処分を受けた清田は、今年2月スタートのキャンプにも不参加だったが、先月1日に処分が解除に。12日にようやく、2軍の公式戦に今季初出場したが、なんとその試合直後に別の女性と不倫デートしていたところをまたも「フライデー」にキャッチされてしまった。その結果、契約解除となったのは周知のとおりだ。

「2軍の公式戦に復帰した直後にキャッチされたのは驚くしかない。復帰戦直後なんて普通はいつも以上に警戒するでしょうが、ここまで無警戒ということは、謹慎期間中も同じようなことを繰り返していたと思われても仕方がない」(芸能関係者)

 ただ今回、懲りずに清田選手がまたも不倫デートを繰り返したことで、「渡部の復帰にも影響するのでは」とみる関係者も多いという。

 渡部は昨年、大みそか放送の日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!」にサプライズ出演すると報じられた。さらに謝罪会見を行ったが、これが〝フルボッコ〟と言われるほどの公開処刑状態になり、完全に失敗。結局、「ガキの使い」への出演も見送られてしまった。

 さらに今年に入ってからは、同じ日テレ系のバラエティー番組「行列のできる法律相談所」のゴールデンウイーク特番で復帰すると報じられたが、それも実現しなかった。

「ただ渡部と清田のやったことを比べると、清田の方が悪いでしょ? 自身がコロナに感染し、一緒に食事した濃厚接触者の女性が体調不良を訴えているのに『病院に行かないで』と言うなんて、人としてありえないからね」(テレビ局関係者)

 一方の渡部はどうか?「確かに、トイレでセックスして女性に1万円しか渡さないというのは安い気がするけど、その時は女性も合意していたわけだから。悪いのは、いろんな人が使う多目的トイレを使用したことだけで、あとは妻の佐々木希がどう判断するか。そこは家庭の問題」(同)

 だが渡部よりひと足先に清田の方が先月1日に謹慎処分が解除となり、復帰が決まった。

「もちろんプロ野球と芸能界では基準は違うだろうけど、『清田が復帰できるなら、渡部も許してあげてもいいのでは』というテレビマンは結構いた」(同)

 しかし復帰直後に起こした清田の〝愚行〟によって、状況は変わった。

「結局、『女好きはどうやっても直らない』というイメージになった。テレビマンが渡部を救おうとしても、今回の清田の件でスポンサーがますます許さなくなるのは間違いない。テレビ復帰にはまだ時間がかかりそう」(同)

 渡部の不倫が発覚したのは昨年6月11日発売の「週刊文春」の報道だった。もうすぐ1年が経過しようとしているが、渡部の復帰はまだまだ遠そうだ。