立憲民主党の蓮舫参院議員(代表代行=53)が28日、ツイッターを更新。東京五輪開催時に都内の代々木公園や福島県などで実施が予定されているパブリックビューイング(PV)について、批判的な見方を示した。

 蓮舫氏は「『一度決めたら突き進む』間違いです。立ち止まり、見直しをするべきです」と方針転換を要求した。

 緊急事態宣言下、イギリス変異株、さらにはインド変異株の流行を警戒し、小池百合子都知事(68)がさらなる人流抑制を呼びかける中、都は入場者数減などの感染対策を強化したうえで規模を縮小し、PVを実施しようとしている。

 すでに代々木公園では会場設営に向けて重機の動線確保のため、樹木の剪定を行った。商業施設や飲食店に休業要請、時短要請を行う一方で“密”が想定されるイベントを推し進める矛盾に、多くの人が違和感を感じており、疑問や批判の声が上がっている。

 東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会も、こうした世論を無視することはできない。武藤敏郎事務総長(77)は27日、五輪が無観客開催となった場合は、PVの中止を検討する考えを明かしている。